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2003.12.27

「ショッピングサーチ」の市民権

Googleに代表されるインターネットの検索エンジン技術に「ショッピングサーチ」というジャンルはあるのだろうか?
井上俊一さんがご自身のBLOGで
「ショッピングサーチの未来」
と題して書かれているので、おそらくそういう表現がないわけではないのだろう。
ただ、実感として「ショッピングサーチ」というのはアプリケーションのひとつの呼び名であって、残念ながらまだビジネスや技術ジャンルでの一般用語とはなっていない。
(ショッピングサーチといいますのは・・・と毎回それなりの説明が欠かせない)
この井上さんの記事のなかで、以下のようにShopping search Aladdinに少しだけ触れられている。

日本では残念ながら、そのようなサーチエンジンはない。
小規模なものはShopping Search Alladinになるのだろうか。

日本のShopping Search Alladinなどがもっと洗練され認知もあがれば
新しいショッピングサーチだけのビジネスとして成り立つだろうと思う。


Froogle米Yahoo!shopping、Amazonといった超ビッグ企業といっしょに、日本の代表としてAladdinを記載していただけたことは、光栄の至りである。Aladdinの責任者として素直に喜びたい。

井上さんはGoogle社のシュミットCEO来日の記事を書かれていて、Google社の懇親会についても触れているが、AladdinがAdwordsパートナサイトであるということで、私もその懇親会に呼んでいただいた。
シュミットCEOにご挨拶したときに、「ショッピングサーチはますます重要だ。」と、”Product Search”やほかの言葉ではなく”Shopping Search”と表現していたことと、「AdwordsにとってAladdinは日本のECサイトフロンティアだ。」とAladdinのことをきちんと認識されていたことが印象的だった。

シュミットCEOもそうだが、この分野で活躍されるかたはみなさん技術系のすばらしいキャリアの方ばかりだ。私も本来は技術系だが分野がちがうのでそのあたりは素人同然だ。
Aladdin開発のアプローチは、おそらく検索技術から生まれたFroogleとは異なるとおもう。
Aladdinは、モール事業、決済サービス、物流サービス、顧客情報管理、Rating、メールサービス、仕入れ、販売、顧客サポートといったこれまでのビジネス現場のさまざまな経験からたどりついた、ECサービスのあり方の「ひとつの解」だと思っている。

検索技術(シーズ)からのアプローチと、Aladdinのようなエンドユーザサイドからのアプローチが、期せずして「ショッピングサーチ」という同じようなビジネスに到達したというのはおもしろいと思う。
(AladdinはFroogleのベータ版開始より2ヶ月早く開始したオリジナルなシステムだが、 FroogleがますますAladdinに似てくるように感じるのは生意気だろうか。)

Shopping Search Aladdinは現在、約100万商品、1日7万人の利用者の規模だが、ご指摘のとおり、さらに洗練させながら、より多くの方々にご利用いただけるよう認知に努め、ビジネスとして成立させたいと思っている。

「ショッピングサーチ」という言葉が市民権を獲得し、楽天に代表されるような特定のサイト内の情報だけを見せているのとは異なる「より開かれたしかけだ」・・・という説明が要らなくなる日がくることを期待したい。


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コメント

Alladinの成り立ちがFroogleなどとは違うことが分かり非常に興味深かったです。

私は個人的にヨドバシカメラさんと仲が良いので共通点を感じたのですが、決済、物流、顧客管理などから発想したという説明はまさに既存店舗がウェブ展開するときの発想と同じであると思います。

「ECの裾野が広がる」にはまさにこのような流れが必要であると思います。つまりネット->ショッピングではなく、ショッピング->ネットの発想ですね。

非常に参考になりました。

-inoue

投稿: inoue | 2004.01.05 16:39

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