ショップ評価サービス「まねき猫」
ネットショップを評価するサービスがある。評価するというと減点主義に聞こえるが、むしろ逆でネットショップにある種のお墨付きをあたえるサービスだ。
利用者の方に「このお店は信頼できそうだ」「このお店は対応がいい。」などという判断材料を提供するのだ。お墨付きを与えるのは利用者だったり、第三者機関だったりする。
例えば、アメリカではじめてショップ評価サイトをはじめたのはBizrateではないかと思う。設立は1997年頃だったと思う。仕事の関係で、ある米国の投資会社が有望なベンチャー企業を数社紹介してくれたプレゼンの中に、かなり初期のBizrateの名前があったのを記憶している。(今では大きな企業だ)
なぜ、そんな小さな会社のことを記憶しているかというと、ほぼ同じ頃に我々も同様のコンセプトのショップ検索・評価サイト「まねき猫」(1998開始)を日本で始めていたからだ。
<まねき猫のロゴマーク>
アメリカで同じようなことに夢を描いてチャレンジしている人間がいることに、驚きとともにとてもうれしかったのを思い出す。
ちなみに、我々とは私と当社取締役の永山、部長の才藤のことだ。
アメリカでもBizrateはごく初期の取り組みだったから、「まねき猫」もおそらく日本で最初のショップ評価サービスだったのではないかと思う(小規模なサービスが他にあったかどうかは知らないが)。「まねき猫」は1998年から2000年ころにかけてInfowebや@niftyでサービスを提供していた。
1998年といえば、楽天(株)がまだ(株)エム・ディー・エムという名前で店舗数もそれほど多くなかった。そのころ、まねき猫は500店くらいのショップの検索と評価でスタートした。
500というと少ないように思えるが、当時は全国で1万~2万と言われていたネットショップのうち、実売していないサイトや企業紹介サイトのような、ネットショップとはいえないものがかなり多かった。ネットショップといえる中から、3,000店くらいを対象に一つ一つチェックして選んだ、厳選の500ショップでのスタートと言える。
当時の通産省に呼ばれて、「今度、マル適マークを計画しているのだが、まねき猫さんはどうやって運営しておられるのか?」ということで、いろいろご説明したこともある。多少は参考にしていただけたのかもしれない。
この「まねき猫」のキャッチコピーは、「インターネットショップ検索サービス・まねき猫」と言った。ショップの検索と
評価を提供していたが、当時の技術ではショップ内の個々の「商品」まで、検索することができなかった。
まねき猫ではきちんとしたビジネスモデルを生み出せず、残念ながら提供を中止することになった。Bizrateも最近でこそ大手企業だが、ビジネスモデルを確立するまで業績的にはそうとう苦労していたように思う。
ショッピングサーチ・アラジンは、「まねき猫」では実現できなかった「商品」の検索に再挑戦したものともいえる。一時ブランクがあったものの、けっこう長い間、ねばっこくネットショッピングの「検索サービス」にかかわってきたものだ。
さて「まねき猫」で提供していた「ショップ評価」のサービスの方は、アラジンで再挑戦するのかどうか?それについては・・・今後のお楽しみ・・・である。
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