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2004.05.12

ショッピングモールと封建制

「封建制」とはまたずいぶん古いことを言い出したが、じつは現代のインターネットの「ある仕組み」がこの「封建制」にとてもよく似ているのだ。なんだと思いますか?

そう、この「ある仕組み」とは「ショッピングモール」のことである。
(・・・って、タイトルに書いてあるじゃん)

念のため封建制の定義を検索してみると・・・、

「土地、農具等をもつ小農民が土地からの移動の自由を奪われ農奴として領主に現物地代を納めるという経済的社会制度」・・・(「日本における封建制」から引用)となっている。

以下に、同じ調子で文章を書いてみた。

<封建制とは>
1.小農民が領主から土地を借り、せっせと働き、生産物の一定の割合を地代として領主へ納める制度。
悪代官が年貢を取り立てて・・・「払えないなら娘を差し出せい!」っていうあれ。(・・・時代劇の観すぎ?)

2・借りた土地から外へ移動する自由がない。
旅行なんてとんでもない!

3.その代わり、領主は小農民を外敵から守ってくれる。一生懸命に働けば、それなりに生活ができる。
守ってくれるんだか、にわか兵隊にかりだされるんだか?

<ショッピングモールとは>
1.ショップがモール事業者からサーバを借りて、せっせと働き、売上げの一定の割合を手数料としてモール事業者へ納める制度。
まさか悪代官はいないけど、きちんと手数料を頂戴するのは同じ。モールだってお金かかってますからね。

2.事業が軌道にのってくるとモールから離れられなくなる。
外部リンクを禁止するモールもあるような・・・。
 
3.その代わり、モール事業者は他社と競争し、ショップの売上拡大を支援してくれる。
ここでいう競争ポイントは「集客力」っていうところかな。大きなモールに属していれば、それなりの成果は期待できる(?)

なんか似てますよね。ところで、封建制はその後どうなったんだっけ?

封建制がなくなった原因は、ご存知の通り農業などの「生産性の向上」だ。「生産性の向上」っていうのは、発明や改良によって従来より飛躍的にたくさん物が作れるようになる、ということ。今までの範疇での消費に余裕ができて、これを外部に売る(あるいは物物交換する)といった「流通」が生まれる。

(・・・なんか歴史の勉強みたいになってきた・・・)

領地の枠組みを越えて生産物が流通すると、人(商人)の交流、交通手段の発達、文化の交流が活発になり、もはや人を土地に拘束しておくことができなくなっていく。つまり、封建制という閉鎖的な制度の基盤が成り立たなくなっていった・・・だったかな?

そういえば学校では「商人が・・・」とか教えてたな。あれってよくないね。小中学生がイメージする「商人」なんて、時代劇に出てくる正しいけれどひ弱な商人か、遊び人の若旦那か、悪徳商人しかないもんね(こんなバカは私だけか?)。少なくとも時代の変化を担った主役とは到底思えない。

封建制だって、それ以前の時代の生産性が飛躍的に向上したことによって誕生し、「生産性」がある水準を超えるまでは、その時代にマッチした制度だったのだろうと思う。

ショッピングモールも、これまでのインターネットの生産性のレベルでは、これに適合した仕組みだったし、ネットショッピングの発展に果たした役割はおおきい。日本のネットショッッピングの発展は、モールなしでは語れないだろう。

しかし、ブロードバンドの普及によってインターネットの「生産性」がさらに向上すると、ショッピングモールという枠組みはどうなっていくのだろうか?それは、歴史をふりかえってみれば自ずと見えてくるのではないだろうか。

その変化はもうすぐなのか?まだまだ先のことなのか?それは誰にもわからないが・・・・。


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