[アラジン短信]探すということ
ショップの皆様などにお送りしている「アラジン短信」メールのバックナンバーです。
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[アラジン短信]
「探す」ということ
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12月に入り、ネットショップの皆様はますます多忙な毎日をおくられていることと思います。そこで、今回は日々の現実からすこし離れた視点から、「インターネットで何かを探す」ということについて書いてみたいと思います。
研究者ではないので技術論は書けませんが、少々理屈っぽい話になるかもしれません。よろしければお付き合いください。
インターネットで情報を探す、調べるというと、誰もがGoogleやYahoo!のような検索エンジンで探すことを思い浮かべるのではないでしょうか。これらの汎用の検索エンジンの「探し方」の特徴は、
・あらかじめ大量の情報を収集、蓄積しておき、
・蓄積された情報の中から目的のものを探し出す
というものです。そのため、汎用の検索エンジンではあらゆるジャンルの情報をできるだけ多くの集めておくことが欠かせません。
さて、検索した結果、多数の情報が見つかった場合、検索エンジンでは、これらにある「順序」をつけて表示させることになります。そして、私達利用者は無意識のうちにその順番に沿って情報を参照することになります。
これは一見、自然のことのようにみえますが、何も問題はないと思っていいのでしょうか?
検索エンジンの会社は、より多くの人にとって有益な情報を上位に表示したり、お探しの情報により近い情報をより上位に掲載する、といった高度なロジックで表示順を工夫をしていると思います。
しかし、どんなに高度な論理で順位付けをしようと、「情報に順番をつける」ことには変わりありません。したがって、自然と上位の情報ほどよく参照され、下位の情報ほど参照されにくくなります。
多くの人が同じ情報を見て、多くの人が同じように理解し、多くの人が同じように感じることになれば、当然みんなが同じような考え方に偏っていく・・・ということにはならないでしょうか?
もし検索エンジンが世界に一つしかなかったら、世界中の人々が、みんな同じ情報源を参照し、みんな同じ考え方になり・・・そして少数意見は隅においやられ・・・・まるで、SFの世界のような話ですが、現実にそれに近いことが着々とすすんでいるのかもしれません。
より多くの人にとって有益な情報が「より正しい」情報であり、少数の人に有益な(多くの人には有益でない)情報は、「正しくない」とまではいかなくても、ますます「認知されない」「知られない」ということになっていくかもしれません。
現在の検索エンジンは、些細な情報や少数意見まで、できる限り多く蓄積しようとすればするほど、情報量が増え、「些細な」情報を探しだすことがますます困難になるという一種の自己矛盾をかかえているのかもしれません。
さて、同じ「探す」という行為でも、オンラインショッピングの場合、最初に表示された順番に従って、無意識的に商品を購入する人はまずいません。アラジンでは、すくなくとも、価格で並べ替えたり、比較したり、写真でみくらべたり、送料や決済手段で絞り込んだりと、利用者側からのなんらかの操作で順位を変更したり、利用者の意思で絞り込んだりできるようになっています。(まだまだ不十分ですが)
残念ながら、現在の汎用の検索エンジンは、コンピュータから一方的に送信され表示された情報を、その順番に従って見ていくしかありません。どのような操作ができればいいのかはわかりませんが、検索結果を自分の意志で並べ替えることが、汎用の検索エンジンにも必要なのではないでしょうか?
この問題については、検索エンジンの開発に関わる多くの人が気付いているはずで、きっと優れた人が何か対応を考えていると思います。すごい人がいますから。世界には。
期待したいですね。
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コメント
初めまして。「探す」というキーワードで、こちらに来ました。・・・・・・・・もし検索エンジンが世界に一つしかなかったら、世界中の人々が、みんな同じ情報源を参照し、みんな同じ考え方になり・・・そして少数意見は隅においやられ・・・・まるで、SFの世界のような話ですが、現実にそれに近いことが着々とすすんでいるのかもしれません。・・・・・そう思います。
投稿: さくら。 | 2005.12.07 15:39