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2005.04.21

ランキングに基づく論理

TVで見る限り、ライブドアの堀江社長は、ランキング至上主義のようだ。ランキングが高いニュースソースは価値も高い。ランクが低いニュースは価値が低い。ランキングは意図的な操作がはいらないからもっともフェアだ。という考え方らしい。その点では、以前に私が書いた記事とは考え方が少しちがうようだ。

この記事では、
・ランキングは「情報操作が入らない」と思われそうだが、ランキングとはそれ自体が特定ロジックによる「操作」になっている。
・利用者参加型のランキングの場合、上位だからといってそのランクが示すとおりの人気があるとは限らない。上位の情報は目に止まりやすく、ますます上位になってなかなか下がらない傾向がある。
・今の検索技術のランキングはまだまだ未熟な面が多いし、だからこそ、いろいろな人が試行錯誤にとりくんでいるはずだ。
ということを言いたかった。

実際、アラジンではランキング上位にキーワードが掲載されると、それをクリックする人がおおいので、そのキーワードはより一層上位に定着する傾向がある。

一方で、アラジンニュースでもっとも人気のあるコーナーは「ニッチキーワード」(略称:ニッチキ)。思いもよらないキーワードで何かを探している人がいることがおもしろいと評判だ。砂の中に金がまざっているということもある。

堀江社長のいう「価値」というのは、情報の内容の価値ではなく、上位ランクの方が広告がより高く売れる、といった経済価値のことなんだろう。

それにしても、今のTVのニュースはたしかにちょっとひどい。(ニュースに限らないが)
世界中で無数の出来事が起きているににもかかわらず、どのチャンネルをみても同じ時間帯に同じニュースしか流れない。そう考えると、ランキングのほうがまだましかもしれない。(下位ランクのニュースも選べれば)

TVといえば、昨年12月にNHKのおはよう日本にアラジンが取り上げられたが、これは、当方からNHKにお願いしたのではなく、NHK自身がアラジンを探し出してくれたものだ。

おはよう日本に限っていえば、自分自身でニュースソースを掘り起こし取材し、全国放送するNHKの方が、横一列で同じニュースを流して済ませているTV局より、ずっといいと思う。

無思想でニュースソースをたくさん並べて、あとは視聴者ランキング頼み、というのではちょっと知恵がなさすぎる。
逆に、各局の思想・ポリシーを発揮して、独自性を発揮して取材し、放送して、それを視聴者がどう評価、判断するか、というのもあっていいと思う。その場合、チャンネル数はもっと増やす必要がある。


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コメント

とりとめも無く、”トクホ”商品などで探していて、ここへ来ました。ついでのカキコで申し訳ないのですが…。
皆がみんな、同じようなことを同じように検索して、それで、なぜかランキングが上がって…。
非常に共感しました。最近思うのですが(実はもう数年前から)、テレビのコメントって、各局同じなんで不満です。特に朝は一律、『今朝の朝刊各紙の記事です。』と堂々(?)と新聞のコピーを貼り出し。報道する記事を赤で囲んでいます。これが(というか)、これも報道でしょうか(?)。単純に考えて、独自に取材するより絶対、安くできると思うので、その浮いた分は、どこかへ有効に生かされているのでしょうか。とても疑問です。NHKはほとんど見ないのですが、おっしゃるように、ちゃんと取材している姿勢が見られるならば、他局よりはエライと思います。

投稿: せっちゃん | 2005.05.09 15:21

せっちゃん さん
コメントありがとうございます。

たしかに新聞各紙を貼り出して読み上げるあれ。ものすごく安上がりですね。


投稿: Haruki | 2005.05.09 23:42

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