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トキは繁殖できるか?

10羽を放鳥して、そのうちオス1羽はすぐに行方不明。残り9羽。そして最近メス1羽が死骸で見つかった、とニュースでやっていた。
佐渡と新潟市が、厳しい冬場のエサやりだけでもサポートして欲しいと環境庁に依願したところ、「野生で生活するには自分でとらなきゃだめ。」という返事だったそうだ。

毎月届くWWFの冊子には、絶滅が心配されている動物種がたくさん紹介されている。野生に10羽しかいなかったら種の存続はきわめて困難だろう。しかし放鳥した場合は10羽でも「自分でなんとなるはず」ということか。同じ10羽の何処に違いがあるのだろうか。

環境が多少良くなったとしても、もともと自然の中で生き、繁殖に至るのはとても難しいことだと思う。
ニュースでは、本当に残念そうに話す朱鷺センターの職員の方の後、「死んだのはやむをえない。自然なんだから。」という利発そうな環境庁の若い役人の発言にひっかかる物を感じた。

日本国内の自然界に野生の群れがいるわけではない。そこにたった10羽を放鳥して「後は自力で繁殖しろ。」というのは、相当に酷ではないだろうか。もっと多数の固体を放鳥するとか、10羽が繁殖するまで、若干のサポートをする方が生存・繁殖の確率が高くなると思うが、どうなんだろう?

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