« 2016年6月 | トップページ | 2017年3月 »

2016.08.15

アゲハ蝶の幼虫を育てられるか?(その2)

第2陣のグループから、2匹の幼虫を保護して羽化させることができたので、アゲハ蝶についてわかったことをいくつか紹介する。(素人っぽく)

Uka14
◆成虫の写真 左のサナギから羽化。右は翌日に羽化した。

・黒い虫のうちは食欲は少なく、それほど移動しない(同じ枝付近にいる)が、青虫になると途端に食欲旺盛になり、
 小さめの山椒の木は、みるみる裸にされてしまう。餌は豊富にこしたことはない。

・青虫になるとよく食べ動き移動する。とくに、サナギ化が近づくと歩き回ってたいていどこかへ行ってしまう。
 サナギになる場所を探しているのかもしれない。すべてが鳥に捕食されて行方不明になるのではなく、
 自分でどこかへ行ってしまうことがほとんど。
 
・鳥のなかでも身近な「すずめ」は要注意。青虫をつまんでいったのを目撃したときはちょっとショック。

・青虫の糞が、水っぽく(下痢っぽく)なるとサナギ化が近い。とネットに書いてあるが、それが確認できた。
 
・前蛹は1日で、翌日にはサナギになっている。

・サナギは周囲の色に合わせて色が異なる(保護色)。写真左のサナギは白いネットで、右の茶色い蛹は段ボールにぶら下がって蛹になった。

Sanagitwin
◆どちらもあまりよくない場所で蛹になったので、いい角度の斜面に、サナギの足場ごと慎重に移動。
  右には羽化したときに上りやすいように、コヨリの足場をつけた。

・これらのサナギは11日から12日で羽化した。ネットでは10日から2週間くらいと書いてあるがその通りだった。
 季節にもよるかも。

Uka11

Uka12
◆羽化の写真

・その後も、庭の山椒の木やユズの枝の世界では、アゲハの幼虫が何度も孵化し、青虫になり、行方不明に
 なり・・・を繰り返しているが、その後は自然任せ。

・アゲハチョウのことを忘れていたころ、今度は三つ葉の植え込みに「キアゲハ」の幼虫を5匹発見。キアゲハは
 三つ葉とかセロリとかが好物らしい。同じようなアゲハでもずいぶん好みが違う。

Photo_2
◆キアゲハの幼虫 上が5齢、下が4齢

・アゲハチョウと言えば今回のアゲハのことだが、アゲハの総称としても使い、紛らわしいので、固有の名称を
 調べた。「ナミアゲハ」というらしい。ナミアゲハというのは別の種類かと思っていたが、ナミとは「並」、普通に
 いる 「並のアゲハ」ということらしい。ちょっとかわいそう。

・キアゲハの幼虫も、大きくなってどこかへ行ってしまった。きっとサナギになるいい場所を探したことだろう。
 
 
ということで、もし青虫から羽化まで観察するなら、

・青虫が逃げ出さないような飼育箱で保護し、餌は豊富に用意しておくことをお勧めする。

 飼育箱は、水のペットボトルの段ボール箱の側面を切り取り、園芸用のネットを貼り付けて製作した。
 餌は小さな山椒を鉢ごと中に置いた。すぐに坊主にされてしまうので焦った。

・青虫が水っぽい糞をし、箱の中をあちこち動き回り始めたら、そろそろサナギ化が近い。

・サナギになったら手で触ったりしないで10日くらいそっとしておく。

・羽化はサナギから10日くらいしたらそろそろ要注意。デジカメでインターバル撮影すると、ときどきピクピク
 動いているのがわかる。サナギの色が黒っぽくなるとか書いてあるが、実際は微妙な変化なのでわかりにく
 いかも。

・羽化は明け方。今回は4時半~5時でちょうど日の出時間頃なので、その時間に起きていれば観察できる。
 
・その後、数時間羽を伸ばし、乾かしてから空に向かってとんで行った。9時とか10時とか。


太陽に向かって高く羽ばたいていく


そうだ そうだ 元気に飛んでいけ


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年6月 | トップページ | 2017年3月 »